機能性表示食品とは?機能性表示食品制度の特徴5項目についても解説!

皆さんは「機能性表示食品」と聞いたらどのようなことを思い浮かべますか。「健康に良さそう」「手軽に体に良いものを摂取できる」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、詳しく機能性表示食品について知っている方はあまり多くないと思います。

そこでここでは、機能性表示食品やその制度について詳しく解説するとともに、機能性が表示されている他の食品についてもみていきます。

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機能性表示食品とは?

機能性表示食品とは、健康の維持および増進に役立つ機能性を表示できる食品のことです。例えば、食品のパッケージに「内臓脂肪を減少させる」「骨密度を高める」「食後の血糖値の上昇を抑える」などが書かれている食品を見たことはないでしょうか。

機能性表示食品はこれらのように健康を意識した表示がされています。健康を意識している方にとって、自分が改善したいと考えている内容が書かれていれば、購入したいと思うでしょう。このように機能性表示食品は特定部分の健康の維持や増進を期待できる食品になっており、5項目の特徴があります。

機能性表示食品制度の特徴①

未成年者・妊娠を計画している方・妊産婦・授乳婦を除く、疾病に罹患していない方を対象に作られた食品です。つまり、健康な方が健康を維持または増進するために飲食することを想定して作られた食品ということになります。

したがって、機能性表示食品を摂取することで病気が治ったり、予防できたりするわけではありません。

そのため、「糖尿病の方へ」や「喘息の方へ」、「狭心症の方へ」など、特定の疾患の方を対象とした表示をすることもできません。また、多量に摂取することで効果が増大するわけではないため、健康をより増進したいと考え必要以上に機能性表示食品を摂取することは控えましょう。

機能性表示食品制度の特徴②

生鮮食品を含め、一部を除くすべての食品が対象となっています。

そのため、スーパーなどへ食品を買いに行った際に、お菓子や飲料、果物など、様々な売り場で機能性表示食品を目にすることができるはずです。また、機能性表示食品制度は、機能性を分かりやすく表示した商品を増やし、消費者が正しい情報を得て商品を選択できることが目的の一つとなっています。

したがって、消費者のことを第一に考えて作られた制度ともいえるでしょう。

機能性表示食品制度の特徴③

食品関連事業者は、必要事項が書かれた資料を作成し、商品販売前に消費者庁長官に届け出なければいけません。したがって、機能性が表示されている食品は、消費者庁長官による表示の許可を得た商品ということになります。

消費者庁長官に届け出る資料には6つの事項があり、「当該食品に関する表示の内容」「食品関連事業者名及び連絡先などの食品関連事業者に関する基本情報」「安全性及び機能性の根拠に関する情報」「生産・製造及び品質の管理に関する情報」「健康被害の情報収集体制」「その他必要な事項」となっています。

これらの資料は、販売を予定する日の60日前までに、不備なく消費者庁長官に届け出なければいけません。不備があった場合は、受領されず書類を返送されることもあるため注意が必要です。

機能性表示食品制度の特徴④

国が安全性と機能性の審査を行っている食品ではありません。

そのため、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示することになっています。国が審査を行っていないことで、その安全性や機能性について不安に思う方もいるかもしれません。

しかし、食品の安全性や機能性については、国が定めた一定のルールを基準として評価が行われています。

また、販売後も消費者庁が中心となり、商品の監視を行っているため、安全性や機能性は確保されていると考えてよいでしょう。

機能性表示食品制度の特徴⑤

届け出られた商品の情報は、消費者庁のウェブサイトで公開されます。機能性表示食品の届出情報検索ページに、届出番号や届出日、届出者名などを入力する箇所があり、一つの項目を入れるだけで簡単に検索することが可能です。

一般消費者向けに商品の「安全性に関する基本情報」「生産・製造及び品質管理に関する情報」「機能性に関する基本情報」が一つ一つ載っています。安全性や機能性などについて、気になる商品がある場合は活用するとよいでしょう。

他の機能性が表示されている食品は?

機能性が表示されている食品は、機能性表示食品の他にも、「特定保健用食品(トクホ)」や「栄養機能食品」があります。機能性表示食品を含めたこれら三つの食品は、「保健機能食品」と呼ばれています。特定保健用食品(トクホ)は、機能性表示食品と同様に、機能性について表示することが許可されている食品です。

機能性表示食品と異なる点は、表示されている効果や安全性について、国が審査を行っているという点になります。また、栄養機能食品は、一日に必要な栄養成分の補給・補完を目的とした食品です。機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)と違い、すでに科学的根拠が確認されていて、栄養成分を一定の基準量含む食品であれば、届出なしで機能性を表示することができます。

保健機能食品はそれぞれ異なる特徴を持っていますが、健康の維持および増進に役立つ機能性を表示できる食品という点では一致しています。そのため、消費者はそれぞれの機能性をしっかり見極めて、自分に合ったものを選ぶ必要があるでしょう。

機能性表示食品の注意点

機能性表示食品は、健康の維持および増進を目的に作られた食品ですが、機能性表示食品を摂取していれば健康を維持・増進できるというわけではありません。まずは、日ごろから栄養バランスを考えて食事をし、適度に運動をすることが大切です。

その上で、気になる部分をカバーする目的で、機能性表示食品を摂取するようにしましょう。また、機能性表示食品に限らず、食品の多量摂取は身体への負担になると考えられます。健康を意識して摂取していたはずが、反対に体調を崩してしまう原因にもなりかねません。

機能性表示食品を摂取しようと考えている方や、すでに摂取している方は、その目的を忘れずに日ごろの食事や運動から見直すようにしましょう。

自分に合った機能性表示食品を適量摂取する!

機能性表示食品は、摂取することで健康の維持および増進が期待できます。ほぼすべての食品を対象に機能性を表示することが可能なため、商品がとても豊富に揃っています。購入する際は、それぞれの食品の機能性について理解した上で、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

また、多量に摂取することで効果が増大するわけではないため、適量を摂取することが大切です。