プラセンタの機能性表示食品が登場!その効果とは?

長年スキンケアの素材として、化粧水やサプリメントなどに配合され続けてきたプラセンタ。美容に興味があるのにプラセンタを知らない方はいないのではないでしょうか。そのプラセンタが、2020年1月に機能性表示食品として認められたことはご存じですか。

この記事では、プラセンタがどうして機能性表示食品になったのか、それによりどんな効果がもたらされているのかご紹介します。

l-92乳酸菌って何?機能性表示食品なのか?

プラセンタとは

美容の材料として、高い認知度があるプラセンタ。しかし、プラセンタが動物の胎盤だと知って驚かれる方もいるのではないでしょうか。なぜ、胎盤に肌を美しくする成分が入っているのでしょう。胎盤とは、妊娠した時に胎児と共に子宮内に形成される組織です。

胎盤についている臍の緒を通して、赤ちゃんに酸素や栄養を与え、老廃物を受け取る役割を担っています。そのため、プラセンタには豊富な栄養成分が含まれており、そこから抽出されたプラセンタエキスにも肌や体にさまざまな良い効果をもたらす力があると期待され、スキンケア商品などに配合されるようになりました。

期待できる美肌効果

プラセンタの成分によって期待できる肌への効果として、主に4つの効果が期待されています。1つめは、シミの予防効果です。肌に紫外線があたると体内で活性酸素が発生し、その刺激をメラノサイトが受けることでメラニンを作り出します。

このメラニンの中にあるチロシナーゼという酵素が、肌を黒くしたりシミを作ったりするメラニン色素を生み出します。プラセンタには、チロシナーゼを阻害する作用があり、肌が黒くなったりシミができたりしにくくなると言われています。

その効果から、スキンケア商品には美白有効成分として配合されることが多くあります。2つめは、保湿効果です。プラセンタに含まれるペプチド成分に肌の水分を保持する効果があると言われています。肌が乾燥していると、シワができやすくハリのない肌になるので、美肌を維持する上で大切な効果だと言えます。

3つめは、血行促進作用です。肌のターンオーバーを促すためには、栄養や酸素を運ぶ血液の流れが正常であることが望ましいためです。肌の生まれ変わりが早いと、アンチエイジングに繋がります。4つめは、線維芽細胞増殖作用です。

線維芽細胞は肌の表皮の下にある真皮にあり、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを作り出すという美肌を維持するための大事な役割を持っています。しかし線維芽細胞が増殖できる能力は、年齢とともに下がってしまいます。

プラセンタは、線維芽細胞の増殖を促す働きがあります。こちらも若々しい肌を維持するために手に入れたい効果です。このように、プラセンタには美肌に欠かせない働きが多くあると言われています。

機能性表示食品とは

消費者省によると、機能性表示食品制度とは、国の定めるルールに基づき、事業者が消費者庁長官に届け出ることで、機能性を表示することができる制度です。国が審査を行う特定保健用食品と異なり、事業者が責任を持って食品の安全性と科学的根拠を基に正しい表示を行う必要があります。

事業者の負担が大きいですが、短時間で製品にできることが利点です。販売後は消費者庁が中心となって、商品の表示内容などに問題がないか監視をしています。健康の維持増進に効果があるという食品の機能性の表示は、消費者の誤認を招かないよう規制されています。

しかし、機能性表示食品になると、パッケージの目立つ場所に食品の機能性について表示することができます。これが販売者側の大きなメリットです。購入者は、科学的根拠により証明されている機能性と安全性を得ることができます。

プラセンタが機能性表示食品になったことによる変化

先程プラセンタの魅力の多さについて紹介しましたが、近年ではプラセンタをメインとした商品は減少傾向でした。効果があると言われているにも関わらず、実際にどの成分によってどのような効果が表れるか証明されていなかったからです。

その曖昧さから、コラーゲンやエラスチンと合わせて配合された商品が多く販売されていました。そんな時、プラセンタの研究を突き詰めた企業の努力により、プラセンタに含まれるペプチド成分に、肌の水分を保持する結果が認められました。

そのデータにより、日本で初めてプラセンタの機能性表示食品が生まれたのです。1つの企業が機能を証明したからといって、全ての企業のプラセンタ商品が機能性表示食品と認められたわけではありません。しかし、プラセンタ自体の信頼性は上がり、プラセンタ業界の活性化に繋がりました。

もちろん、機能性表示食品と明記されている商品の方が信頼性は高いです。そのため、他の企業も研究を重ね、少しずつですが機能性表示食品と認められたプラセンタ商品が増えています。

また、プラセンタは主に豚や馬などの動物の胎盤から抽出されたエキスを使用します。そうなると、動物の飼育状況や健康状態が気になるところですよね。機能性表示食品のプラセンタは、適正に農場にて飼育された健康な家畜の、満期出産時に後産として得られる食用の胎盤であり、回収時に適切に洗浄されていることが確認されていることがルールとして含まれています。

安全性の面でも、安心して購入することができるのです。

これからの展望

肌の保湿効果が証明されたプラセンタですが、他にも美肌効果として期待されている成分が多くあります。また、プラセンタは肌だけでなく更年期症状の緩和、疲労回復、肝機能改善などにも効果があると言われており、他分野の機能性表示食品への期待もされています。

機能性表示食品になったことが刺激となり、さらに研究が進めばよりプラセンタの信頼性や需要が高まるでしょう。また、近年SDGsが求められており、動物愛護、環境保護に配慮した原料が好まれる傾向があります。そのため、殺後の胎盤ではなく、満期出産時に後産として得られる胎盤から抽出すると定めている機能性表示食品のプラセンタは、需要が高まっています。

同じような理由で、サケ卵巣膜、植物胎座を由来としたプラセンタも流通を始め、プラセンタ業界は発展し続けています。

おわりに

プラセンタが機能性表示食品として認められたことは、プラセンタの市場に大きな刺激を与えました。保水効果だけでなく、他の美肌効果も証明されることが、企業、消費者共に待ち遠しいばかりです。健康増進やSDGsの観点からも注目されているため、プラセンタの研究はさらに発展し、様々な分野で機能性表示食品として活躍する日が訪れるでしょう。